両親より皆様へ

私たちの息子、ひろのために温かいご支援とたくさんの募金をいただき、ありがとうございました。
ひろの心臓移植手術後も心温まる応援のメッセージをいただき、とても励まされております。

何よりも、かけがえのない命をつなぐためドナーとなってくださったお子様と
そのご家族様に心より御礼を申し上げます。
今、ひろが元気いっぱいに生きているのは、ご家族様の尊いご決断のおかげでございます。
本当にありがとうございました。
ひろと一緒に暮らすことができるようになって、約半年が経ちましたが
ひろの成長を家族で見守れることに感謝が尽きません。

昨年の12月に「ひろくんを救う会」発足の記者会見を行ってから、間もなく一年が経とうとしています。
救う会の役員として労を惜しまず協力してくださった友人たちをはじめ、街頭募金や事務局のボランティアとしてご協力いただいた皆様、募金箱やポスターを設置してくださった皆様、我が事のように多方面に声をかけてくださった皆様、チャリティーイベントでご協力くださった皆様、メディア関係の皆様、個人でまた団体でご寄付をいただいた皆様、ご尽力いただきました医療関係の皆様、ひろの命をつなぐためにご支援ご協力くださったすべての皆様に心からの感謝を申し上げます。

皆様からのたくさんのご支援を受け、募金目標達成が見え始めていた時に、ひろが国内で心臓移植を受けさせていただけるとの急報が入りました。
手術を無事に終えて眠っているひろの姿を見て、感謝と感動の涙が溢れてきたことを昨日の事のように覚えております。

退院してからのひろは、それまでの分を取り返すかのように家の中を走り回っています。
補助人工心臓なしで動き回れる事の喜びを体いっぱい表現しているかのようです。
入院中はほとんど外出できなかったひろにとって、外で見るもの触るものすべてが新鮮で、小さな枯れ葉一つを興味深そうに拾い上げる姿もとても愛おしく思えます。
新しい言葉も少しずつ覚え、これからの成長がとても楽しみです。
ひろに未来を与えてくださった皆様に感謝の気持ちを忘れる事なく、ひろの中に生きる２つの命を大事に守り育てていきます。

本来なら直接ご挨拶申し上げるべきところ、大変略儀ではございますが書面にて皆様に御礼申し上げます。
これまでのご支援ご協力、本当にありがとうございました。

末筆ではございますが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、両親からの挨拶とさせて頂きます。

2017年12月12日　稲本　創・麗子

最終会計報告並びに救う会解散のお知らせ

ひろくんを応援して下さる皆さま

いつもひろくんの事を応援して下さり、誠にありがとうございます。
遅くなりましたが、第三者機関の監査を賜りましたので、会計の最終報告をさせて頂きます。
添付のファイルをご参照ください。

この報告をもちまして、ひろくんを救う会を正式に解散致します。
尚、解散に伴いましてお預かりしております個人情報等は責任を持って破棄させて頂きます。

期間にして、会の発足から解散まで1年足らずではありましたが、
これほどまでに、人の温かさを感じた1年はありませんでした。

10人にも満たない様な役員で、
３億１千万円を集められるのであろうかという不安と
１日も早くひろくんを助けてあげたいという焦りと葛藤。
全てが初めての出来事で、皆さまにご迷惑をお掛けした事もございました。

それでも、ここまで来られたのは、
募金をして下さった皆さま、
ご友人知人にひろくんの事を広めて下さった皆さま
街頭に立って募金活動に参加してくださった皆さま
ひろくんの募金箱やチラシ、ポスターを設置してくださった皆さま
また、募金箱等の設置のお願いをしに行ってくださった皆さま
事務所にて、電話応対や、募金箱発送作業をしてくださった皆さま
ひろくんの事を広めて下さる事にご協力頂きました企業・団体さま…
他にも数え切れない程のご協力があったおかげだと、
感謝と共に心から感じております。

ひろくんの命を救ってくださり、ありがとうございました。
みなさまのひろくんを思う心が、想いが、祈りがひろくんを救ったのです。

切望してやまなかった
ひろくんと一緒に生きる明日は続きます。
私たち役員一同は、ひろくんのお父さんやお母さんと何の気兼ねも無く
明日の話が出来ます。１年後の話も、そして未来の話も。

１年前までは、絶対に出来なかったこんな当たり前が、大変ありがたいのです。

会は解散致しますが、我々は友人としてひろくんとひろくん家族を
今後も見守ろうと思います。

今一度重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

ひろくんを救う会　役員一同

募金分配のお知らせ

いつもひろくんを救う会にご理解とご協力を頂きまして、誠にありがとうございます。

皆さまの思いに支えられ、ひろくんの術後の経過も順調のようです。

皆さまから、ひろくんの為にとお預かりしております、大切な募金（第2回中間報告でご報告させて頂きました残金276,762,406円+4ドル48セントに、追加の募金1万円を加えまして276,772,406円+4ドル48セント）につきまして、会規則14条に則り役員会で検討を重ねた結果、その取り扱いについて決定致しました事をご報告致します。

現在、当会と同様に、大切な友人のお子さんの命の為に募金活動をしつつ海外での移植を目指す救う会が複数ございます。当会役員会は、ひろくんの為にと思いの込められた募金は、次の海外での移植を望む患者様を救う会に寄付する事が順当であると考え、分配先と分配額を下記のとおり決定し、2017年9月15日付で寄付致しました。何卒ご理解、ご了承くださいますよう宜しくお願い致します。

たけるくんを救う会
65,000,000円

あやめちゃんを救う会
65,000,000円

しずくちゃんを救う会
65,000,000円

沙織さんを救う会
65,000,000円＋4ドル48セント

秋也くんを救う会
16,772,406円

尚、この度の寄付に伴い、募金の残高が0円になりましたので、第三者機関に監査を依頼致しまして、精査賜り、10月初旬頃を目処に会計の最終報告を致します。

2017年9月19日
ひろくんを救う会

第２回中間会計報告

※2017年8月23日時点までの収支につき、ご報告いたします。

デポジット返金のご報告

いつもひろくんを救う会にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

4月10日（月）にお支払いしたデポジット（185万ドル）が、7月24日（月）にコロンビア大学病院様より返金されましたので、ご報告致します。

近日中に第２回中間報告をさせていただきます。
※設置募金箱による募金回収のためにご案内いたしましたゆうちょ振込口座（00160-6-420626）は、数日中に解約いたします。

第1回中間報告

※2017年5月末時点までの収支につき、ご報告いたします。

事務局閉鎖のお知らせ

ひろくんを応援してくださる皆さま、いつもありがとうございます。
ひろくんの術後の回復は順調で、無事に退院し、ご家族の夢であった４人での暮らしがいよいよスタートします。

さて、平日、ボランティアの皆さまにより、事務局電話窓口を支えていただいておりましたが、
事務所運営に経費がかかることから、 平成29年6月16日(金)をもちまして、「ひろくんを救う会」の事務局を閉鎖させていただきます。
尚、ひろくんの状況や会計報告等につきましては、ホームページやフェイスブックにて引き続きご報告させていただきます。

6月16日以降の募金箱回収の問い合わせ先
募金箱を回収中で事務局への連絡がまだの方がいらっしゃいましたら、恐れ入りますが、下記連絡先までご連絡をよろしくお願いいたします。

メール「save.hirokun.gb@gmail.com」

皆さまからの多大なるご支援・ご協力、心より御礼申し上げます。

会計報告

今後の募金の使途および会計について

2017年6月2日
ひろくんを救う会

これまでの皆さま方のひろくんを救う会への多大なるご協力とご支援に、改めて感謝を申し上げます。
ひろくんの国内での心臓移植手術の成功に伴い、当初予定していた募金の使途や会計報告の日程等を変更する必要が生じたことから、
役員会にて協議を行い、今後の募金の使途および会計について次のような方針に基づき行っていくこととなりました。
慎重かつ精緻な検討を要する事案のため、皆さまにお知らせするまでに時間を要しましたことをご容赦ください。

1．募金総額、現在残高について
　2017年5月末時点における募金総額は、2億8273万5691円です。
募金活動は既に終了していますが、クレジットカードによる募金などは少し遅れて入金されることから、募金活動終了時からも募金総額は若干増加しています。
　一方、2017年5月末時点における救う会の口座の現預金残高は約7300万円です。
これは2017年4月10日付けで受け入れ先のコロンビア大学病院に対しデポジット金185万ドル【日本円：2億802万1500円（送金手数料含む）】及び、これまでの募金活動に要した経費約150万円を支出したためです。
デポジット金については、現在コロンビア大学病院との間で返金に向けて手続きを行っております。
デポジット送金控え（pdf）

2．国内での移植手術費用への支出について
　救う会の規約においては、「募金は、心臓移植のための米国での医療費、渡航費、現地滞在費、医療予備費及び事務局経費(役員会で承認されたものに限る)にあてるものとする。」（規約第12条）とあることから、今回の国内での移植手術の費用はもちろんのこと、術前および術後の費用についても募金から支出することはいたしません。

3．事務局経費（活動経費）について
　ひろくんを救う会は、2016年12月22日から約半年にわたり募金活動を行いました。その間、街頭募金活動をはじめ募金箱の設置、チラシの配布・ポスターの掲示など、ひろくんのことを多くの方に知っていただくために、様々な方法を試みてきました。その結果、最終的な活動経費は300万円程度になると見込まれます。募金活動開始前の支出予想を大きく上回ったのは、ひろくんを支援してくださる方々が想定よりもはるかに多く、かつ広範囲に及んだことにより、活動経費が増えたためです。これらについては前述の規約第12条に基づき、事務局経費として適切に処理いたします。

4．募金の使途について
　今後、デポジット金の返還がなされた上で、上記の事務局経費（活動経費）を除いた金額がいわゆる余剰金となります。
救う会の規約第14条では、「第3条の目的達成による余剰金は、ひろくんの術後の経過が安定するまでの間(原則として3年間)凍結し、安定後は役員会で協議の上、他の移植を必要とする患者の為に役立たせるものとする。（以下省略）」と定めていました。
しかし、今後、ひろくんが海外で治療を受ける可能性はほとんどないことから凍結期間は設けず、費用の精算が確定した後、ひろくんと同様に海外での心臓移植を必要としている他のお子様方（他の救う会）へ寄付いたします。なお、寄付に際しては「他のお子さんたちのために役立ててほしい」という皆さまからの善意を最も良いかたちでお届けできるよう、寄付の時期や金額についても十分に考慮し、手続きを行っていきます。

5．会計報告について
　会計報告の予定を、以下のとおり変更いたします。会計報告はホームページおよびフェイスブックにてその都度お知らせいたします。第1回、第2回の報告については救う会の監査役による監査を受けたものを公表し、第3回報告については、公認会計士等の第三者専門家による監査を受けたものを最終報告として公表いたします。

●第1回（中間報告）…2017年6月中旬（予定）
　※2017年5月末時点までの収支につき、ご報告いたします。

●第2回（中間報告）…デポジット金が返還された後、事務局経費の精算が確定したとき

●第3回（最終報告）…他の救う会への寄付を行い、救う会の活動が終了したとき

ご両親からのご挨拶

この度は私たち家族の次男、啓の心臓移植実現のために数えきれないほど多くの方々にご支援・ご協力をいただき、誠にありがとうございました。この程、啓が国内で心臓移植を受ける機会を得ることができ、手術も無事に成功し、現在順調に回復しています。

 

まず、最愛のお子様をドナーとして命をつなぐ決断をしてくださったご家族の皆様には、言葉には言い尽くせない感謝と尊敬の念を抱いております。その尊いご決断のおかげで、啓は今生きております。ドナーとなってくださったお子様から授かった命をこれから大事に守り、育てていこうと思います。

 

これまで街頭募金活動に参加してくださった皆様、活動場所を提供してくださった皆様、募金箱やチラシ、ポスター等を設置させていただいた皆様、事務局を担当してくださった皆様、協力してくださったメディア関係の皆様、尊い募金をささげてくださった皆様、最善の治療をしてくださった医療スタッフの皆様、本当にありがとうございました。また、これまで自分のことのように親身になって募金活動を続けてくださった「ひろくんを救う会」役員の皆様とご家族に心から感謝申し上げます。

 

思いがけないことですぐには実感が湧きませんでしたが、８時間の手術を終えて補助人工心臓なしで生きている啓の姿を見て、実感が湧くとともに感謝と安堵の涙が溢れてきました。おかげさまで啓は術後の経過も安定しており、今では元気に歩き回れる程に回復しております。家族が一緒に暮らせる日も近づいてきました。これまでの２年半入院生活を続けてきた啓に、楽しく幸せなことをたくさん経験させてあげたいと思っております。

 

本来は直接お会いしてお礼を申し上げるべきところ、大変略儀ではございますがこの場をお借りして深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

2017年5月25日　稲本 創・麗子

ひろくんを救う会より皆様へ

ひろくんを応援してくださる皆様に、謹んでご報告をさせていただきたい事がございます。
突然のご報告となる事をご容赦ください。

 

ひろくんはこの5月に、思いがけず国内での移植手術を受ける機会を得ることができました。
執刀医の先生をはじめ医療スタッフの皆様方のご尽力により、手術は無事に成功いたしました。現在、術後の経過は順調で容態も安定し、ご両親に見守られながら過ごしています。

 

ひろくんの小さな体にとって最も負担の少ない、国内での移植手術が実現いたしました。
私達救う会としても全く予想していなかったことで、未だに信じられないような思いです。

 

まず、ドナーとなってくださったお子様のご冥福を心よりお祈りいたします。
愛するお子様の臓器提供はとても重く、難しいご決断だったと思います。
ご家族の皆様のお気持ちを思いますと、胸が締め付けられる思いです。
ご家族の皆様のご決断に心から感謝申し上げます。

 

また、ひろくんを応援してくださる皆様には、すぐにご報告することができず、大変申し訳ございませんでした。

 

国内での移植手術にあたっては、プライバシーの問題など、配慮が必要なことが様々あり、このようなタイミング、形での発表となりました。
救う会として、可能な範囲で最大限速やかな報告をさせていただきました。どうかご理解をいただければと思います。

 

現在、新規の募金の受付及び街頭募金活動を停止しておりますが、本日をもって募金活動は正式に終了とさせていただきます。なお、お手元に募金箱やチラシ、ポスターがございましたら撤去していただけますようお願い致します。募金箱に集まった募金は救う会の郵便振替口座（00160-6-420626）までご入金ください。他の金融機関は振込受付を終了しております。

 

なお、皆様からお預かりした大切な募金は、ひろくんと同じように海外での移植を目指し病気と闘っている子どもたちのために責任を持って分配させていただきます。
皆様がひろくんのためにとお預けくださった募金ではございますが、募金の性質上、お一人お一人にお返しする事が難しいため、ご理解ご了承の程、お願い申し上げます。
詳細に関しましては追って救う会のホームページで報告致します。

 

これまでひろくんの命を救うため、様々な形でご協力をいただいた皆様、本当に本当にありがとうございました。

 

略儀ではございますが、書面をもって取り急ぎご報告させていただきます。

 

ひろくんの様子については、今後もホームページやFacebook等でご報告をさせていただく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

2017年5月19日
ひろくんを救う会一同